Rubyist Magazine 第 48 号をお届けします。
今号は、るびまがついに 10 周年ということで、みなさまからのコメントを集めた 【十周年記念企画】 Rubyist Magazine へのたよりと、るびま歴代執筆陣による振り返り企画の 10 周年記念:あの記事を振り返って、るびま編集部を代表して郡司さんが振り返る Rubyist Magazine 十周年という特集記事に加え、ささださんが Ruby 2.2 に導入されるインクリメンタル GC について解説する YARV Maniacs 【第 12 回】 インクリメンタル GC の導入、同じくささださんの監訳本を紹介する 書籍紹介『アンダースタンディング コンピュテーション――単純な機械から不可能なプログラムまで』とそのプレゼント企画の 0048 号 読者プレゼントという内容となりました。
2014 年 7 月をもって、一般社団法人日本 Ruby の会の第 3 期が終了しました。第 4 期は任意団体時代の日本 Ruby の会の発足から数えてとうとう 10 年目ということで、大変めでたい年でもあります。今回の巻頭言は昨年に引き続き、第 3 期の活動報告で代えさせていただきたいと思います。
2013 年度は RubyKaigi 2013 の開催を踏まえ、その年度をまたがった事後作業と、RubyKaigi 2014 の開催準備という大きな活動に加え、地域 RubyKaigi や RailsGirls といったイベントや、Rubyist Magazine・るりま・Ruby 開発者会議などへの支援を行いました。
RubyKaigi 2014 は、2013 年度は準備期間ということで、開催までには至らないながらもそのための活動を行いました。
なお、RubyKaigi 2015 についても 2015 年 4 月の開催に向けて準備を進めておりますが、こちらは予定変更の可能性もあります(さすがに準備期間が短すぎたので……)。
2013 年度は、2013 年 8 月に関西 Ruby 会議 05、9 月にとちぎ Ruby 会議 05、2014 年 2 月に札幌市中央区Ruby 会議 01、3 月に沖縄 Ruby 会議 01 と松江 Ruby 会議 05 とTokyuRuby 会議 07、4 月に大江戸 Ruby 会議 04 の、合計 7 ヶ所で地域 Ruby 会議が開催されました。
RailsGirls については、会計作業面での支援を行いました。2013 年度は、2013 年 8 月に RailsGirls Sapporo 01、10 月に RailsGirls Tokyo 03、11 月に RailsGirls Matsue 01、2014 年 3 月に RailsGirls Nara 01 と RailsGirls Nagoya 01、6 月に RailsGirls Osaka 01 と、6 つの地域で開催されました。
Rubyist Magazine は、2013 年 9 月の第 44 号、2013 年 12 月の第 45 号、2014 年 4 月の第 46 号、2014 年 6 月の第 47 号と、合計 4 号発行しました。
Rubyist Magazine も 2014 年 9 月を持ちまして 10 周年となりました。
るりまプロジェクトでは、随時公開コンテンツの更新作業を行っています。
るりまプロジェクトで使用していた http://docs.ruby-lang.org/ は、/ja/ 以下にるりまコンテンツが、/en/ 以下に RDoc が表示されるようになりました。また、正式なコンテンツとしてサポートするのは、 Ruby 1.9.3、Ruby 2.0.0、そして Ruby 2.1 (2.1.x をこのように表記しています) となりました。
Ruby 開発者会議はほぼ毎月開催されています。その開催時の費用を一部負担しました。
Ruby Conference 2013 の渡航者支援を行いました。2014 年については、RubyKaigi 2014 開催準備と重なっていたこともあり今回は募集しておりません。現在は来期に向けて、他のイベントへの渡航者支援も検討しています。
Ruby Kaja はシャイな Rubyist がシャイな Rubyist を互いに褒め合う企画です。2013 年に引き続き、RubyKaigi 2014 の表彰に向けてその準備を行いました。
昨年度実施した日本 Ruby のチュートリアルについてですが、実施結果のふりかえりから、当初想定していた形での実行は難しいと判断し(主にチュートリアル参加者の方に期待する Ruby の知識レベルや Ruby 以外の知識レベルが揃わないことによる問題等があったため)、改めて検討し直すことになりました。