書籍紹介『たのしい Ruby 第 2 版』
初稿:2006-09-20
編集:ささだ
書籍紹介『たのしい Ruby 第 2 版』
- 書名
- 「たのしいRuby 第2版」
- 著者
- 高橋征義,後藤裕蔵
- 監修者
- まつもとゆきひろ
- 発行日
- 2006 年 8 月 10 日
- 体裁
- A5 2 色刷り 512 ページ
- 定価
- 本体 2600 円+税
- ISBN
- ISBN4-7973-3661-7
- たのしい Ruby 第 2 版サポートページ
- http://www.notwork.org/sbcr-ruby/
執筆者より
「たのしい Ruby」の第 2 版が刊行されました。この本の初版は、Ruby は 1.6 系もほとんど終りの方、Ruby 1.6.7 のリリース (2002 年 3 月) と同時に脱稿されました。その後、翌年には Ruby 1.8 系がリリースされ、一部に古い記述を残したままになっていることが気がかりでしたが、運よく改訂を行う機会を得ることができました。
このように息の長い本を執筆する機会に恵まれたことに加えて、入門書が版を重ねるということ (おそらくは Ruby の利用人口が増えているということ) も、いち Ruby ユーザとして嬉しく思っています。
Ruby の機能のうち、この本では意図的に説明を省いているものがたくさんがあります。例えば、マルチスレッドやリフレクションについては全く触れていません。複雑な機能の説明は入門書としては不向きな内容になりそうだ、ということもありますが、これらはそれほど多くのユーザにとって必要な機能ではないというのが大きな理由です。近頃、多くの雑誌や技術系サイトで Ruby on Rails が取り上げられていますが、この魔法のようなプログラムを隅々まで理解するには、この本の内容では足りません。
その代わりにより多くの場面で必要となる機能については、できる限りの説明をしたつもりです。まずは魔法の恩恵に預ってみようという方にとって、その足掛かりになれば幸いです。
後藤裕蔵
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